INTERVIEWインタビュー

2020年 新卒

首都圏アプリケーションサービス部
システムエンジニア

プログラミングの知識はないけれど、将来性を感じたIT業界でキャリアを積みたい。
そんな思いを胸に入社し、システムエンジニアとして着実に経験を積んでいるC.Tさん。
「人と接することが好き」という志向を活かして数多くのお客さまとの折衝に臨んでいます。

学生時代はどんなことを学んでいましたか?
社会学系のさまざまなジャンルを学べる情報コミュニケーション学部に在籍していました。ゼミのテーマは「擬似科学」です。確率論・ゲーム理論を専門とする先生の指導で、占いや祈祷などについて研究しました。4年生の時の京都へのゼミ旅行は楽しかったですよ。たくさんの神社を回り、各境内で100個のサイコロを振ります。想定していた数字が出る確率を調べ、「その神社はご利益があるか・ないか」を判断するのです。最終的に「ご利益はない」という結論で卒業論文にまとめました。
ITに関する勉強はしていたのでしょうか?
学部にはプログラミングの授業がありましたが、私は履修していませんでした。ですからITの知識をほとんど持たない状態で、就職活動がスタートしたのです。さまざまな業界・職種を調べていく中で、業界全体の将来性という点からIT業界を選択。職種については、同じ文系学部の先輩たちがシステムエンジニアとして活躍していることを知り、「そういう進路もあるんだな」と興味を持ちました。
CSCへの入社を決めたポイントは?
人事の方や先輩社員たちの雰囲気が良く、とても話しやすいという印象をもったのが大きかったですね。何社か面接を受けたのですが、圧迫面接の会社もありました…。またCSCの最終面接では、今までの経験から計画性をもって物事を進める大切さを話しました。とても緊張したのを覚えていますが、面接官の方が温かく接してくださいました。

現在の仕事内容を教えてください。
私は入社以来、自治体の職員さんが使用するWEBシステムの開発に携わっています。税金や社会保険、医療に関する住民情報を扱うシステムで、例えば健康診断やワクチン接種などの通知を出す時に使います。システムの中身は共通ですが、使い方や必要な機能は自治体によってさまざま。そこで全国の自治体に出張して職員さんの要望を直接ヒアリングし、設計に反映することが私の仕事になってきます。
仕事で苦労をした経験はありますか?
ワクチン接種の通知対応の仕事が大変でした。新入社員研修を終えて開発現場に入って直ぐのことです。コロナ禍だったので、国から「◯回目のワクチンの通知を出してください」という依頼が来るたび、自治体の職員さんがミスをしないようにシステムの使い勝手を向上させる必要がありましたから。また、上司から「仕様書(開発に必要な情報をまとめた文書)通りに作業をする前に、内容について自分の頭で理解した上で作業に入るように」と指摘されたことがあります。苦労というより、どんなに忙しくても自分で考えて仕事をする、その大切さに気づく貴重な機会になりました。
どんな時にやりがいを感じますか?
自治体の職員さんとの打ち合わせで、質問に対して適切な回答ができた時です。職員さんとは開発前に何度も打ち合わせをします。特に旧システムを新システムに入れ替える場合、職員さんは「自分に使いこなせるだろうか」と不安に感じるものです。当然質問も多くなります。私はプロジェクトメンバーと想定問答集を作り、質問が出たその場で回答することで職員さんの不安を払しょくしました。私たちの回答で安心した職員さんの表情を見るたびに、システムエンジニアとしてのやりがいを感じます。

学生時代の経験が仕事に役立ったことはありますか?
学生時代の4年間、塾講師のアルバイトをしていました。講師1人につき2人の生徒さんの勉強をサポートする塾で、つねに「どう説明すれば生徒に伝わるか」を考えながら教えていた経験を今のプロジェクトで活かしています。入社以来同じプロジェクトに携わっている私は、業務知識について一番詳しい立場です。後輩はもちろん先輩にもアドバイスする場面が多いので、わかりやすく説明するスキルはとても役立っています。自治体の職員さんへの説明にも役立っていると感じています。
人と接することが好きなのですね。
そうですね。就職活動の時も人と接することができる仕事を探していました。しかし契約をとるためにグイグイ行くような仕事は自分の働いてる姿をイメージできませんでした。またひたすら作業をするだけの仕事も性格的に向いていないかな…と考えていました。ですから取引が決まっている前提でお客さまと折衝をしたり、メンバーと打ち合わせをしたりする今のポジションは、自分の志向にピッタリです。
今後の目標を教えてください。
まずは今のプロジェクトでさらに経験を積んでいくつもりです。お客さまである自治体の皆さんはもちろん、プロジェクトメンバー、開発に協力してくださっている社外パートナーの皆さんとしっかりコミュニケーションを取る。自治体の職員さんの目線で質問を受けとめ、メンバーの目線で指示を出し、パートナーさんの目線でわかりやすい設計書を作って渡す。そんなふうに、つねに「相手の目線」を意識した仕事によって、どんなプロジェクトにおいても信頼されるシステムエンジニアになることが目標です。

MESSAGEメッセージ

最後に就職活動をされている学生のみなさんに伝えたいことは?
私は文系の学部で学んでいたので、正直に言うと就職活動でIT業界は全く見ていませんでした。漠然と「メーカーの総合職がいいのかな」と考えていたのです。少しずつ調べていくうちに、システムエンジニアと言っても関わるプロセスは様々で、文系出身の自分にもできそうだと感じるようになりました。やりたい仕事がはっきりしている人はそれ一本に絞ってもいいでしょう。絞りきれないという人は、ぜひ視野を広げて様々な選択肢を検討してみてください。意外と自分に合う仕事が見えてきますから。
1日のスケジュール
9:00 出社、メールチェック。
10:00 午後の打ち合わせの準備。プロジェクトメンバーの作業フォローを行うことも。
12:00 ランチタイム。先輩・後輩と一緒に外でランチタイムを過ごすことも。
14:00 設計仕様について取引先の方とリモートでレビュー打ち合わせを実施。
16:00 指摘事項について社内で整理し、設計書の修正等を行う。
18:30 翌日のスケジュールを確認し退社。