INTERVIEWインタビュー
R.H
2019年 新卒
首都圏インフラサービス部
システムエンジニア
ミャンマー出身のR.Hさんは入社以来さまざまなプロジェクトに参画し、
その都度新しい分野の知識・スキルを習得。
真面目な仕事ぶりと温厚な人柄が、プロジェクト関係者を惹きつけています。
- 日本に初めて来たのはいつですか?
- 英語を身につけてミャンマーの大学を卒業し、2013年に日本の大学に留学しました。でも3年生になったばかりの頃に実家の事情で大学を中退して一度帰国したのです。私は日本が好きでしたから、必ず日本に戻るつもりでした。帰国後は独学で日本語検定2級に合格し、パソコンにも興味があったのでこちらも独学で知識を身につけました。ミャンマーの日系企業に就職すれば日本で働くチャンスがあると思って就職活動をしたのですが、「未経験者は採用できない」と断られ続けて落ち込みましたね。
- どのようにしてCSCと出会ったのでしょうか。
- ミャンマーで開催された日系のIT企業の合同説明会でCSCと出会いました。当時の私は落ち込んでいましたから、合同説明会はちょっと覗くだけにしてすぐ帰るつもりだったのです。ところがCSCのブースを見つけた瞬間、なぜかブースに向かって歩き始めていました。人事の方と目が合い、挨拶を交わして、説明を聞かせてもらっているうちに「自分がITエンジニアとして成長するにはCSCしかない」と思うように。そこで他の企業には目もくれず、応募の意志を伝えたのです。
- CSCへの入社を決めたポイントは?
- 私は文系出身なので、情報系の大学を出ている人たちと比べたらITの知識はゼロに近い。だからなかなか採用されなかったわけですが、CSCは「私たちが育てます」と言ってくれたのです。キャリアアップのためのロードマップを用意して、将来はアプリケーションエンジニア、クラウドエンジニア、セキュリティエンジニアなど、さまざまな分野でキャリアを積んでいけますよ、と教えてくれました。「やる気さえあれば全力で支えます」という言葉にとても感動して入社を決めました。
- 今までに3つのプロジェクトに参画されたそうですね。
- 最初に参画したのはデータセンターのプロジェクトです。右も左もわからない状態でしたが、先輩たちが親切に教えてくれたのでセキュリティやサーバーの増設などについて覚えることができました。自分たちが携わっている仕事の重要性も理解できたと感じています。2年間の在籍期間中には日本全国を回りました。首都圏をはじめ東北から九州まで、さまざまな場所にあるデータセンターで作業をして経験を積みました。
- 2つ目は全く毛色の違うプロジェクトだそうですが。
- 自治体からの依頼で、学校教材のデジタル化に向けてAWS環境を構築するプロジェクトでした。上司から「H君は英語ができるから、仕事の幅を広げてみよう」と紹介されて参画したのです。ここでは特に他社のメンバーとうまくコミュニケーションを取る経験が積めました。契約満了時には自治体の方や他社のメンバーに送別会を開いてもらい、本当に嬉しかったです。自分が構築したAWS環境を活用して、子どもたちに楽しく学んでもらえたらと期待しています。
- 現在のプロジェクト内容を教えてください。
- カード会社のオンプレミスサーバーの運用・保守・監視を担当しています。ネットワーク関連、ストレージの機能、データウェアハウスのミドルウェアなど、関わったことがない製品についての知識を身につけることができました。私が監視している間は一度も障害が起きていないことでお客さまが信頼してくださり、「このプロジェクトを長く担当してほしい」と言ってくださったので、現在も担当させてもらっています。
- 仕事で苦労をした経験はありますか?
- 現在のプロジェクトに参画した当初、関係者間のコミュニケーションに少々苦労しました。「この現場は自分に向いていないかもしれない」と思ったこともあります。でも、先述したお客さまの言葉を聞いて考え直しました。社会人として誰しも壁にぶつかることがあると思います。これからはあらゆるプロジェクトにしっかり向き合い、壁を乗り越え成長した自分を想像してみよう、と。考えを改めました。今ではその決意を胸に仕事に取り組んでいます。
- 進みたい分野は見えてきていますか?
- データセンター、AWS、ミドルウェアと3つのプロジェクトを通じてさまざまな分野の基礎を学びました。これからクラウド、ネットワーク、セキュリティなど、どの分野にチャレンジするのかを検討しているところです。例えばクラウドエンジニアとしてキャリアアップしようとすれば、今はAWSなどが出てきていますからプログラムを書くスキルが必要になります。私は元々プログラムを書いてきた人間ではないので相当頑張らないと。でもチャレンジこそが自分を成長させると考えています。
- 今後の目標を教えてください。
- 自分の技術力で人々の役に立ち、信頼を得られるエンジニア、後輩たちに技術的な部分も含めて深く教えられるエンジニアになりたいと考えています。技術を深めるためにはチャレンジ精神が不可欠です。チャレンジとは何か大胆な行動を取ることではありません。日々の中で謙虚に、一歩ずつ細かいタスクを達成していく。その積み重ねこそがチャレンジなのです。自分の心身の健康をキープするために、無理をせず頑張っていきたいですね。
MESSAGEメッセージ
- 最後に就職活動をされている学生のみなさんに伝えたいことは?
- 自分が何をやりたいか決まっていない学生さんは多いでしょう。だからと言ってネットで情報を集めすぎると考えがまとまらず、かえって将来の選択肢を狭めかねません。部屋探しをしていて偶然理想の部屋と出会えた時に特別な感情が沸き起こるように、会社探しも「ここかも」と感じられたらそれはチャンス。迷わず飛び込んでください。そして同期を大切にしてください。私も同期のおかげで頑張ることができました。外国人留学生の皆さんにもお伝えをしたいことがあります。会社には国内外問わず、様々な価値観を持った人が集まります。お互いに認め合い、困った時は助け合っていきましょう。
9:00 | 出社、メールチェック。バッチ処理及びデータ集信無事完了しているか確認。 |
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10:00 | 朝会、進捗確認及び課題対応状況共有及び顧客と打ち合わせ。 |
12:00 | ランチタイムは弁当を買って休憩室で食べたり、外で定食を食べたりする。 |
13:00 | 顧客から作業依頼に対応、各ベンダーと製品について打ち合わせ。 |
18:00 | 翌日のスケジュールを確認し、資料のチェックやリマインドを行って退社。 |